STYLE DESIGN WORKS  /  PRICING

サイト制作の、値段の決め方

「これならいくら」を、その場で指させる1枚

2026.09.07

この1枚の結論
  • 値段はページ数だけで決まる。業種では変えない——制作会社46社を調べて、業種で料金を分けていたのは歯科の1件だけでした
  • 最初に聞くのは1つだけ。「写真と文章、お手元にありますか?」ここで撮影が要るかが決まり、それがほぼ唯一の追加費用になります
  • ¥180,000は安い側です。関東のLP中央値¥224,000/大分のフルオーダーLP¥300,000〜/大分のフリーランス5ページ¥220,000〜。下げる理由はありません
  • 単価を上げるなら値上げではなく「公開後まで見る」プランで。計測+分析2回+改善提案を込みにして¥225,000にします
01

最初に聞くのは、1つだけ

値段の話に入る前に、ここを確かめます。制作費が動く要因は、実は「写真と文章を誰が用意するか」がほぼすべてだからです。

「お写真と文章、お手元にありますか?」

CASE A

ある

撮影済みの写真があって、パンフレットや既存サイトの文章もお持ちの場合。いただいたものをはめ込んで組み立てます。

追加費用なし

CASE B

一部だけある

資料や説明はあるけれど写真がない、文章が箇条書きのまま、という場合。AIで画像を作り、文章はこちらで整えます。

追加費用なし

Bで作れるもの・作れないもの(ここを間違えない)

AIで作れる撮影が要る
イメージ写真(雰囲気・世界観)
背景・素材のカット
図解・イラスト・アイコン
ロゴやあしらい
実在のお店・施術室の様子
実際の商品そのもの
ご本人・スタッフの顔写真
お客さまのビフォーアフター

つまり「その場所・その人・その商品でなければならない写真」だけが撮影の対象です。ここを最初に切り分けると、多くの場合は撮影なしで進みます。

お伝えするときの言い方

「イメージのお写真はこちらで作れます。ただ、実際のお店の中とか、先生ご本人のお顔とか、"そこにしかないもの"だけは撮影が必要です。そこだけ別途になります」

02

値段は3つだけ

ページ数で決まります。業種・会社の大きさでは変えません。

つくる

LP1枚 / サイト5ページまで

180,000円(税込)

  • 公開までひととおり
  • スマホ対応・フォーム込み
  • 修正は3ラリーまで
おすすめ

つくって、見る

上記 + 公開後の改善まで

225,000円(税込)

  • 計測の設置(人数と行動)
  • 公開後に分析2回
  • 数字にもとづく改善提案

ページが多い

6ページ以上

180,000円 + 30,000円/ページ

  • 10ページなら ¥330,000
  • 構成が複雑な場合は別途

なぜ「つくって、見る」をすすめるのか

作って公開しただけでは、それが効いているかどうかが誰にも分かりません。どこまで読まれたか・どこで離脱したか・どのボタンが押されたかを見て、はじめて直す場所が決まります。

分析だけを後から頼むこともできます(単体なら¥45,000)が、最初から入れておくと公開前後の比較ができるので、同じ料金でも取れる情報が増えます。

お伝えするときの言い方

「作って終わりにもできますし、公開したあと2回、数字を見て『ここを直しましょう』までお出しする形にもできます。差は4万5千円です。最初から入れておくと、公開前と後で比べられるので、後から足すより情報が多く取れます」

03

¥180,000に、何が入っているか

ここが説明の本体です。金額そのものより、「何が別料金にならないか」のほうが伝わります。

項目含む/別よそだと
デザイン(オリジナル)含む
文章(原稿)を整える含む1ページ ¥8,000〜¥20,000/一括 ¥100,000〜¥500,000
イメージ画像の用意含む撮影 ¥50,000〜¥200,000
スマホ対応含む+¥20,000〜¥33,000(複数社で別料金)
お問い合わせフォーム含む+¥6,600〜¥45,000
検索対策(基本)含む
修正3ラリーの明記含む46社中39社が回数を書いていない
ドメイン・サーバーの設定含む+¥20,000程度
実物の撮影別(¥30,000〜)出張2時間 ¥15,000〜¥30,000
計測と分析別(¥45,000)月¥30,000〜のコンサル契約が主流
公開後の保守別(要相談)月¥5,500〜¥16,500

お伝えするときの言い方

「18万に、文章を整えるところと、イメージ写真の用意まで入っています。ここを別料金にしている会社さんが多くて、文章だけで1ページ1万円前後、写真は撮影で5万〜20万かかることがあります」

04

よそに頼むと、いくらか

2026年9月時点で、各社が自社サイトで公開している金額です(まとめ記事の数字は使っていません)。

224,000

関東19社の
LP1枚の中央値

300,000〜

大分のフルオーダー
LP1枚

220,000〜

大分のフリーランス
サイト5ページ

どこLP1枚サイト5ページサイト10ページ
関東の制作会社(19社)中央値 ¥224,000中央値 ¥357,500中央値 ¥742,500
大分の制作会社(16社)フルオーダー ¥300,000〜¥165,000〜¥550,000¥330,000〜¥770,000
九州の制作会社(27社)¥33,000〜¥440,000¥70,000〜¥550,000¥128,000〜¥2,728,000
フリーランス個人¥66,000〜¥330,000¥137,500〜¥385,000
ココナラ(出品5,581件)主流 ¥20,000〜¥150,000¥20,000〜¥600,000
Style Design Works¥180,000¥180,000¥330,000

大分には、料金を出している会社がほとんどいません

大分の制作会社16社をすべて開いて調べたところ、「何ページでいくら」に答えている会社は1社だけでした。7社は金額の記載そのものがありません。

16

調べた
大分の制作会社

7

金額の記載が
まったくない

1

ページ数と値段を
セットで出している

この資料を見せられること自体が、大分では差になります。

05

「安く見える見積もり」の読み方

相見積もりで安い金額が出てきたときに、ここを見ます。

表示価格あとから足されるもの実質
¥89,800スマホ版 +¥20,000/レスポンシブ化 +¥15,000〜45,000/フォーム +¥30,000〜45,000¥139,800〜
¥33,000フォーム +¥6,600/スライド +¥5,500/ブログ +¥22,000/1ページ追加 +¥11,000積み上げ次第
¥132,000スマホ対応 +¥33,000/ページ追加 ¥8,250〜¥165,000〜

お伝えするときの言い方

「もし他社さんのお見積もりを取られたら、スマホ対応とお問い合わせフォームが金額に入っているかだけ見てみてください。この2つが別料金になっていることが多くて、足すと結局同じくらいになることがあります」

※ 他社の社名は出しません。「そういう組み方が多い」という一般論として伝えます。

06

業種と会社の大きさでは、変えない

「うちは小さい店だから安く」「医療だから高い」と言われたときの答えです。

制作会社46社を調べて、業種で料金表を分けている会社は歯科の1件だけでした。いちばんはっきりしているのは、同じ会社が12業種のパックを出しているケースです。

同じ会社の業種別パック初期費用月額
士業¥65,780¥6,490
税理士¥65,780¥6,490
治療院¥65,780¥6,490
エステ¥65,780¥6,490
歯科(別ブランド・撮影と原稿が全ページ込み¥298,000〜¥6,490

士業も治療院もエステも、1円も違いません。歯科だけ高いのは業種の割増ではなく、撮影と原稿が全ページ込みだからです。つまり差は業種ではなく中身でした。

会社の大きさも同じで、従業員数や年商でプランを分けている会社は46社中0社。規模はすべて「ページ数」と「デザインの作り方」に翻訳されていました。

お伝えするときの言い方

「業種で値段は変えていません。ページ数と、写真・文章をどこまでこちらで作るか——決まるのはこの2つだけです。ですので、規模が小さいから高くつく、ということはありません」

07

ロゴ・ブランディングから始める場合

「まだ屋号のロゴもなくて」から始まるときの組み立てです。

順番があります。ロゴを先に作らないと、サイトの配色も書体も決まりません。後からロゴが来ると、サイト全体を組み直すことになります。

STEP 1

言葉を座標にする

「かわいい感じ」「上品に」を、7つの軸の数値に翻訳します。ここを飛ばすと、以降の話が全部「好き嫌い」になって修正が終わりません。

STEP 2

ロゴを作る

3案をお出しして1つ選んでいただきます。商標が取れそうかも無料の範囲で確認します。納品は9点セット。

STEP 3

サイトへ展開する

決まったロゴの配色と書体を、そのままサイトに通します。名刺・SNSのアイコンも同じ設計で揃います。

🔴 ここは、まだ値段が決まっていません

過去の受注実績にロゴ単体の案件がなく、金額を決めた記録もありません。推測で書かず、決める材料だけ置きます。

決める材料実額
納品物の量9点セット(SVG・PNG各サイズ・モノクロ版・使用ガイド等)
工程座標づくり → 3案制作 → 検品(16px判別・1色成立・反転)の3段
商標の本調査(外注)弁理士に頼むと ¥30,000〜¥100,000
サイト本体との釣り合いサイトが¥180,000。ロゴが同額以上だと重く見える

仮に置くなら——ロゴ単体 ¥80,000/サイトと同時なら +¥50,000
サイトと同時のほうが安いのは、座標づくり(STEP1)がサイトのヒアリングと重なって一度で済むからです。この2つの数字は仮です。決めてください。

08

そのまま言える台本

値段を聞かれたときの、最初から最後までの流れです。

01  /  値段の前に聞く

「お値段の前に1つだけ。お写真と文章、お手元にありますか?

02  /  分岐して答える

ある →「でしたら、いただいたものをはめ込んでいく形になります。追加はかかりません」

一部だけ →「イメージのお写真はこちらで作れますし、文章も整えます。ここも追加はかかりません」

ない →実際のお店の中や、先生ご本人のお顔だけは撮影が必要です。そこだけ別途3万円からになります」

03  /  値段を出す

1ページのLPでも、5ページまでのサイトでも、18万円です。デザイン・文章・スマホ対応・お問い合わせフォームまで込みで、修正は3回までお受けします。6ページ目からは1ページ3万円ずつ足していただく形です」

04  /  上の段を見せる

「もうひとつ、公開したあと2回、数字を見て『ここを直しましょう』までお出しする形もあります。こちらは22万5千円です。作って終わりではなく、効いているかを見るところまで、という考え方です」

05  /  高いと言われたら(値下げしない)

「よそさまだと、文章は1ページ1万円前後、お写真は撮影で5万から20万が別にかかることが多いです。あと、スマホ対応とフォームが別料金のところも多いので、そこだけ見比べていただくと分かりやすいと思います」

「ご予算が決まっていましたら、ページ数を減らして中に収める形でお出しできます」

値下げの代わりにやること

  • 金額は下げない。ページ数を減らす。「18万でここまで」の中身を薄くしない
  • 安くしたくなったら、上の段(¥225,000)を見せて選んでもらう。18万が真ん中に見えます
  • 「幅」で言わない。18万、と言い切る。15〜20万と言うと、相手は必ず15万を基準にします
09

自分用の覚え書き

この値段でいいのか(下げるべきか)の判断

下げる理由はありません。根拠は3つです。

  • 関東19社のLP1枚の中央値が¥224,000。18万はそれより4.4万安い
  • 大分のフルオーダーLPが¥300,000〜(トリアナ・大分市)。18万はその6割
  • 大分のフリーランスが5ページ¥220,000〜(IRoHA-WebDesign)。同じ規模で18万はそれより安い

さらに、¥180,000ちょうどの実在例もあります——行政書士特化のWeb Villageが「¥180,000(税別)・最大10ページ・月額0円」。ココナラの「プロ認定」出品も18万〜21万に集中しています。18万は"プロの価格帯"として実在する数字です。

単価を上げたいときは、値上げではなく段を作る。「つくって、見る」¥225,000 がその段です。値上げは説明が要りますが、段を足すのは説明が要りません。

相場データの出典(2026年9月時点・実際に開いて確認)

まとめ記事の数字は1件も使っていません。実例として、大分のある制作会社は複数のまとめ記事が「月額22,000円〜」と書いていましたが、自社サイトの現物は月額50,000円(税別)で2.3倍のズレがありました。

調べた範囲社数内容
関東(東京圏)19社LP/5P/10Pの公開料金・保守月額
九州(大分優先)27社同上+大分16社は全社の公開/非公開を判定
下の価格帯・業種別42件ココナラ・クラウドワークス・ノーコード・業種特化・フリーランス

使うときの注意

  • 期間限定価格は除いてある(通常価格側を採用)
  • 「〜万円から」の下限しか公開していない会社が多い=「公開されている下限価格」として扱う
  • 他社の社名は資料に出さない。「そういう組み方が多い」の一般論で話す
  • 価格は改定される。引用する会社のページは画面ごと保存して証跡を残す
価格の参考にしてはいけない過去案件

次の案件は、値引き・モニター・取り分・合算のため定価の参考になりません。相場を考えるときに混ぜないこと。

案件金額参考にしない理由
よもぎ蒸しベッドLP¥88,000モニター扱い
紹介経由のLP¥132,000レベシェア後の取り分
tonau¥0完全モニター
見積の「大阪用LP ¥275,000」LP¥180,000+分析¥45,000+プール¥50,000の合算行
旧サービスメニュー表の梅・竹¥50,000/¥80,000〜2026-08時点の未確認値。実態より4万低い

定価として言い切れるのは、LP・サイト ¥180,000 と 分析¥45,000 の2つだけです。

この資料を客先に見せるときに外すところ

そのまま見せられるのは 01〜05・07 です。次は外すか言い換えます。

  • 06の「同じ会社の業種別パック」の表——特定の1社の料金を並べているので、口頭では「業種で変えている会社はほとんどない」と一般論にする
  • 08の台本——自分用
  • 09すべて——自分用
  • 04・05の他社の金額——見せてもよいが、社名は出さない。比較広告になるので、出典の保存が済むまでは口頭に留める